山上容疑者を銃刀法違反容疑で追送検 奈良県警 取り調べに応じる

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 安倍晋三元首相の銃撃事件で、奈良県警は殺人容疑で送検した山上徹也容疑者(42)について、銃刀法違反(発射、加重所持)の疑いでも追送検したと11日発表した。山上容疑者の鑑定留置は10日に終わり、その後、県警の取り調べに応じているという。奈良地検は鑑定を踏まえて刑事責任能力が問えると判断し、勾留期限の13日までに殺人と銃刀法違反の罪で起訴するとみられる。

 県警によると、追送検は6日付。手製銃を鑑定したところ、殺傷能力があると判断し、公共の場での発射を禁じる「拳銃等」に該当すると結論づけたという。その上で、発射された弾丸がこの手製銃に適合するものだったとして加重所持容疑も適用した。

 捜査関係者によると、安倍氏の銃撃に使われた手製銃は長さ約40センチ、高さ約20センチ。銃身の金属筒2本がテープで板に固定され、一度に6個の金属製の弾(直径約1センチ)が発射される仕組みだった。

 県警は今後、自宅にあった銃についても銃刀法違反で、一連の銃と火薬は武器等製造法違反(無許可製造)や火薬類取締法違反(無許可製造)の疑いで追送検する方針。建物を銃撃した建造物損壊と銃刀法違反(発射)容疑でも追送検する方針という。一方、選挙妨害の意図は認められず、公選法違反には当たらないと判断したとみられる。

 山上容疑者は昨年7月8日午前11時半ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で、参院選の候補者の応援演説をしていた安倍氏に発砲したとして、殺人未遂容疑で現行犯逮捕。安倍氏が死亡したため、殺人容疑に切り替えて送検されていた。

 その後、奈良地検が事件当時の精神状態を調べるため、昨年7月25日から今月10日まで鑑定留置していた。

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