大きさ畳4枚半、重さ80キロ 「もらっても困る」?大相撲の優勝額
抜井規泰
国技館の天井近くの壁面に、優勝額が掲げられている。今場所の初日を前に、2017年3月場所を制した稀勢の里の額が取り外され、日本出身横綱の肖像が国技館から消えた。
あの場所が忘れられないファンは多いのではないか。新横綱・稀勢の里が初日から12連勝。しかし13日目、日馬富士戦で左大胸筋断裂の重傷を負う。翌14日目の鶴竜戦は力なく敗れ、優勝争いで照ノ富士に逆転された。出場すら危ぶまれた千秋楽。本割で照ノ富士との直接対決に勝って13勝の相星とし、優勝決定戦でも照ノ富士を破って奇跡の逆転優勝を果たした。
国技館から消えたのは、あの優勝額だ。
「もらっても困る」畳4枚半の巨大な額
額は国技館の四方にそれぞれ8枚、計32枚が飾られている。大相撲は国技館と地方3場所(大阪、名古屋、九州)で交互に行われており、国技館での初日の前日、新しいものに2枚ずつ入れ替えている。
取り外された優勝額は力士本…
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