山口・山陽小野田市が都市計画基本図更新に衛星データ活用 全国初

太田原奈都乃
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 山口県山陽小野田市が全国で初めて、人工衛星の画像データを活用して都市計画基本図を更新する。これまでは航空機による写真測量が主流だったが、必要な精度を満たす新たな手法を開発した。

 従来の航空機の空中写真は、測量が気象条件に左右される上、写真で不鮮明な箇所は測量士らが現地に行って確認する必要があり、地図にするための専門的な技術も求められた。

 一方、人工衛星の場合は測量範囲が広いため、現地確認や地図化の作業を大幅に減らすことができ、コスト削減につながるという。

 市や県産業技術センター、人工衛星の活用法を検討する一般財団法人「リモート・センシング技術センター」(東京都)などが連携し、地域の課題解決に向けた先進的な取り組みを実証する2020年度の内閣府プロジェクトに採用され、開発に至った。国土地理院の精度基準を満たし、平野部の地図への適用が認められた。起伏のある山間部の測量は従来の手法で行う。

 衛星データを使った都市計画基本図は23年度に完成する。市都市計画課の担当者は「本市が足掛かりになり、コスト面で更新が進まない他の自治体の問題解決にもつながればいい」と話す。(太田原奈都乃)

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