カレールー購入額1位は鳥取、上位の特徴は 1月22日はカレーの日

有料記事

篠健一郎
[PR]

 1月22日は「カレーの日」。1982年、栄養教諭らで作る全国学校栄養士協議会がこの日に合わせ、カレーを給食メニューとして提供するよう全国の学校に呼びかけたことに由来する。当時から子どもたちに人気だったカレーは「国民食」として定着していった。

 そんなカレーを最も食べているのはどこの街か。カレールー購入額の過去10年の年平均を都道府県庁所在地別に調べた。

 総務省家計調査で、2人以上世帯のカレールーの購入額を調べた(小数点以下は四捨五入)。カレー粉、ドライカレーの素、レトルトパックは含まれない。

 2012~21年の10年間の全国平均は1436円。ここ10年はおおむね横ばいで、食の多様化が進む中で、カレーの根強い人気がうかがえる。

トップ3は日本海側

 県庁所在地別の1位は鳥取市(1800円)だった。小売物価統計調査によると、カレールー1箱(12皿分)は鳥取市で平均二百数十円。これを元にすると年8箱ほど買う計算だ。

 2位は新潟市(1747円)、3位は金沢市(1645円)と、トップ3には日本海に面する都市が並んだ。NTTタウンページによると、金沢市のある石川県は、20年から3年連続で人口10万人あたりのカレー店の登録件数が全国トップ。「ゴーゴーカレー」や「チャンピオンカレー」は、濃厚なルーが特徴の「金沢カレー」の店として県外でも有名だ。

 購入額が最も少なかったのは神戸市で1280円だった。那覇市名古屋市と続いた。東京都区部は全国平均よりも80円少ない1356円で40位だった。

カレー人気、「三つの要因」とは

 鳥取市でカレーがよく食べられているのはなぜか。

 「カレー総合研究所」の代表…

この記事は有料記事です。残り987文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません