メタ傘下のアプリ「ワッツアップ」に制裁金7億円 アイルランド当局

ダボス=和気真也
[PR]

 アイルランドの情報保護当局は19日、米メタ傘下のメッセージアプリ「ワッツアップ」の欧州子会社に対し、550万ユーロ(約7億6千万円)の制裁金を科すと発表した。利用者のデータ処理に絡み、欧州連合(EU)の法令違反があったと判断した。今月上旬にはフェイスブックなどの運用でも多額の制裁金を科しており、このところメタへの厳しい対応が続いている。

 問題となったケースは、2018年にドイツ当局が提起した。当時、ワッツアップはEUの一般データ保護規則(GDPR)に対応するため利用者規約を更新し、サービスを利用し続けるにはその規約に「同意して続ける」を選択しないといけない仕組みにした。

 アイルランドの情報保護当局は当初、ワッツアップが利用者のデータを処理する法的根拠を得たと判断したが、EUのデータ保護機関が昨年12月にこれを否定。アイルランド当局の今回の制裁金につながった。

 米IT企業などが欧州拠点を置くアイルランドは、これらの企業への対応が甘いとの見方があるが、最近はEUのデータ保護機関の指摘で厳しい判断を下す例が続いている。メタに対しては今月、フェイスブックとインスタグラムの利用者情報を広告表示に不正に利用したとして3億9千万ユーロ(約540億円)の制裁金を科した。(ダボス=和気真也)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

【期間中何度でも15%OFF】朝日新聞モールクーポンプレゼント