ロシアによる侵攻が続くウクライナに対し、欧米各国がより強力な兵器の提供を進めている。ドイツでは20日、関係約50カ国の国防相らが支援内容を検討する会議を開いた。ドイツ製の主力戦車「レオパルト2」の供与に注目が集まるが、最終決定にはなお時間がかかりそうだ。
20日の会議はドイツ西部のラムシュタイン米空軍基地で開かれ、兵器支援を主導する米国が主催した。
オースティン米国防長官は冒頭、「ロシアが兵力を増強している今が正念場だ」と述べ、支援の手を緩めないとの決意を示した。
会議は2022年4月に始まり、今回が8回目。ロシアは春ごろ攻勢に出るとにらみ、欧米は会議に先立ち、戦闘車などの強力な兵器提供を相次いで表明した。
米国防総省は19日、ウクライナに対し、装甲車「ストライカー」90台を含む最大25億ドル(約3200億円)の追加軍事支援を発表。追加のブラッドレー歩兵戦闘車59台や対戦車ミサイル「TOW」590発なども送る。
歩兵や武器を前線に運べるス…

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