特養待機5462人、高止まり傾向 5年間で最少だけれど 静岡
床並浩一
静岡県内の特別養護老人ホームに入所を希望している高齢者数は5462人(昨年4月1日現在)で、前年同時期より353人少なく、過去5年間で最少になったことが、県のまとめでわかった。一定の整備効果が認められるが、高まる需要を吸収しきれず、待機者数は5千人以上で高止まる傾向がみられる。
社会問題化している特養の待機状況を把握するため、県が県内施設を対象に、毎年4月1日現在の入所希望状況を定期的に調べている。複数の施設に入所を申し込んでいる希望者や死亡者は除外されている。
希望者数を要介護度別でみると、「要介護度1」が158人(前年145人)、「2」が235人(同184人)、「3」が2487人(同2776人)、「4」が1740人(同1803人)、「5」が842人(同907人)。入所目安とされる要介護3以上の高齢者数は5069人(同5486人)だった。
そのうち、在宅療養中で、6…