NZ次期首相は44歳のヒプキンス教育相 アーダーン氏の後任
シンガポール=西村宏治
19日に辞意を表明したニュージーランドのアーダーン首相(42)の後任に、ヒプキンス教育相(44)が就任する見通しになった。21日、地元メディア各社が伝えた。21日に締め切られた与党・労働党の党首選で、ヒプキンス氏だけが立候補を届け出たという。22日の党の会合で正式に党首に選出された後、近く首相に就任する見通しだ。
ニュージーランドでは10月14日に総選挙が予定されている。各種世論調査では最大野党の国民党の支持率が、労働党を上回る状況が続いている。労働党には執行部の顔ぶれを一新することで、党への支持を回復させる狙いがある。
ヒプキンス氏は2008年に国会議員に初当選。アーダーン政権で教育相となり、そのほかにも公共サービスや警察なども担当している。20~22年は新型コロナウイルス対応相も務めていた。
17年から首相を務めてきたアーダーン氏は、首相を続ける余力がないなどとして、2月7日までに辞任すると表明していた。(シンガポール=西村宏治)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。