「できるだけ早く日常に」 芥川賞の佐藤厚志さん、地元仙台で会見

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三井新
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 宮城を舞台にした小説「荒地の家族」で芥川賞を受賞した仙台市在住の書店員、佐藤厚志さん(40)が21日、仙台市内で記者会見を開いた。「お墨付きをいただき、これからは小説をどう書くかが問われる立場。覚悟を持ち、誠実に書いていきたい」と新たな決意を語った。

 19日夜に受賞が決まった佐藤さん。昨年12月に候補作に選ばれた後の心境を「期待が膨らむのはうれしかったが、背負いきれないものもあった」と振り返り、初めての候補作で受賞したことに「非常にありがたい。もう1回は嫌なので」と笑った。

 この日は、勤め先の丸善仙台アエル店(仙台市青葉区)の同僚らにあいさつ。店内に自身の顔写真入りポスターが多数貼られているのを見て、「指名手配されたみたい」。

 作品は、東日本大震災後の宮…

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