警察官出身の異色レスラー、故郷で初試合 夢あきらめず続けた体作り
本井宏人
岐阜県瑞浪市出身でプロレス団体「ドラゴンゲート」に所属する加藤良輝選手(26)が、多治見市で2月5日にある大会に参戦する。警察官から転身してデビューしたばかりの異色レスラー。東濃地方で初めての里帰り試合に挑む。
加藤選手は大学卒業後、長野県警に2年間勤めたが、高校時代に多治見市で観戦したプロレスの感動が忘れられず、2021年4月にドラゴンゲートに入門。昨年12月にデビューし、これまでの成績は2勝8敗。
瑞浪高校、名城大学では陸上部のやり投げ選手。格闘技歴は警察官時代の柔道だけだが、「いつかリングに立ちたい」と夢を諦めずに体作りを続け、高校卒業時に58キロだった体重は今、90キロ。身長は183センチ。
18日、先輩レスラーで土岐市出身の問題龍選手(39)と瑞浪市役所を訪れた加藤選手は、「技を受けるのにも大変な体力が必要で、見るのとやるのでは大違いだったが、ファンの声援が何よりうれしい。新しい関節技を開発中なので、地元で披露したい」と話した。ドラゴンゲート多治見大会は、2月5日午後5時から多治見市産業文化センターで。(本井宏人)