ブラジルのルラ大統領とアルゼンチンのフェルナンデス大統領が、アルゼンチンメディアへの寄稿で、共通通貨の創設に向けた協議を始める方針を示した。23日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開く首脳会談で話し合うという。ロイター通信などが伝えた。
報道によると、21日夜、アルゼンチンメディア「ペルフィル」に掲載された連名の寄稿で、両首脳は「取引コストを引き下げ、対外的な経済の脆弱(ぜいじゃく)性という課題も改善するため、金融・商取引に使える南米の共通通貨について議論を進めることを決めた」と述べた。南米の2大国であるブラジルとアルゼンチンの関係強化も、地域統合の発展に向けて不可欠だと強調した。
英紙フィナンシャル・タイム…