「アイヌ民族は先住民族ではない」 北海道大教授がSNSに投稿
長谷川潤
北海道大学の教授がSNSにアイヌ民族に関する不適切な投稿を繰り返し、大学から指導を受けていたことがわかった。大学は20日、ホームページ(HP)に指導した理由などを掲載し、「今後、適切に対応したい」としている。
大学広報課や同大関係者によると、指導を受けたのは、同大大学院の現役教授。教授がSNS上に不適切な投稿を繰り返しているとの情報が12日に外部の関係者から寄せられ、調査したところ、該当する投稿を確認したという。
投稿はすでに削除されたが、同大関係者によると、「アイヌ民族は先住民族ではない」とする趣旨の投稿があったという。
大学は20日、宝金清博総長…
- 【視点】
内閣官房アイヌ総合政策室を見ると、アイヌの人々について、「日本列島北部周辺、とりわけ北海道に先住し、独自の言語、宗教や文化の独自性を有する先住民族」としており、政府の公式見解としてアイヌの人々を先住民族であるとしていることが分かります。
- 【視点】
北大は2021年12月、「北海道大学ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言」を出し、それを踏まえて今回の措置を決めたと広報されている。https://www.hokudai.ac.jp/news/2023/01/post-1158.htm