百年前の画期的漫画が復活 ジョジョ初代担当の孫「ジャンプと一緒」

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黒田健朗
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 「ムカフノハヤシニイツテミヤウ」。1923(大正12)年1月25日、このセリフからある人気漫画が始まった。キャラクター漫画の草分けとも言われる「正(しょう)チャンの冒険」だ。誕生から100年の今年、再び注目が集まっている。

「おちょやん」登場で「風は吹いている」

 きっかけはNHKの連続テレビ小説「おちょやん」だった。

 2021年1月、椛島(かばしま)良介さん(68)は驚いた。朝ドラの劇中劇として、祖父が手がけた「正チャンの冒険」が登場したのだ。杉咲花さん演じるヒロインが、トレードマークであるポンポンのついた帽子をかぶった主人公の正チャンに扮していた。

 「正チャンの冒険」は子ども向けの4コマ漫画で、少年正チャンと相棒のリスがさらわれた姫を救ったり、飛行機で飛び回ったりと冒険を繰り広げるファンタジーだ。朝日新聞社が発行していた写真新聞「日刊アサヒグラフ」の創刊号(1923年1月25日発行)から連載が始まり、関東大震災で同紙が休刊すると朝日新聞で25年まで掲載された。

 作者2人は当時の朝日新聞社員。文を織田小星(信恒)が、絵を後に人気画家となり「ペン画の神様」と呼ばれた樺島勝一が担当した。

 この勝一を祖父に持つ良介さんは、実は集英社の元社員だ。入社後に配属されたのが、人気漫画誌「週刊少年ジャンプ」の編集部だった。

100周年となる今年1月25日からツイッター上でも連載される「正チャンの冒険」。作者樺島勝一の孫で、「ジョジョの奇妙な冒険」の初代担当編集者でもある良介さんは「『正チャン』がやっていたことは、実は少年ジャンプと一緒」と語ります。その心は?

 荒木飛呂彦さんの「ジョジョ…

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