COCOAは無難な「優等生」 国民のプライバシー感覚見極めよ

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聞き手 シニアエディター・尾沢智史
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 昨年末に役割を終えた接触確認アプリ「COCOA(ココア)」。情報法を研究する中央大学教授の石井夏生利さんは、プライバシーに対する国民の「感度」がわからないまま、アプリの開発が行われてしまったのではないかと指摘します。個人情報の保護と、アプリの実効性のバランスはどうあるべきでしょうか。

     ◇

 ココアは、諸外国と比べても、プライバシーへの影響度では最も低いカテゴリーに属していたと思います。接触確認アプリは位置情報の利用有無で大きく分かれるのですが、ココアは位置情報を利用しなかった。感染経路の把握よりもプライバシー保護を重視したといえます。

 一方で、感染者情報の管理のために導入されたHER―SYS(ハーシス)は、個人情報をどう扱っているのかが見えにくかったように思います。行政機関が一元的に情報を管理すること自体が悪いというわけではないのですが、個人情報保護法の規律がきちんと守られていることは明確にしておくべきでしょう。

 そもそも日本では、国民のプ…

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