東電旧経営陣の無罪判決、指定弁護士が上告 原発事故で強制起訴
村上友里
東京電力福島第一原発事故をめぐり、業務上過失致死傷罪で強制起訴された旧経営陣3人を無罪とした東京高裁判決を不服として、検察官役の指定弁護士が24日、最高裁に上告した。
3人は東電の勝俣恒久・元会長(82)、武黒一郎・元副社長(76)、武藤栄・元副社長(72)。
18日の高裁判決は、原発事故を引き起こす巨大津波について、3人が「現実的な可能性を認識していたとは認められない」などと判断。2019年9月の一審・東京地裁判決に続き、3人を無罪とした。(村上友里)
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