25年度の基礎的財政収支見通し、赤字幅1兆円悪化 防衛費など増加

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北川慧一
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 財政健全化の指標となる国と地方の基礎的財政収支プライマリーバランス=PB)について、内閣府は24日、最新の試算を公表した。政府がPBの黒字化をめざす2025年度の収支は、高い経済成長が実現した場合でも1兆5千億円の赤字となった。歴史的な防衛費の増額などで歳出が増えるとの想定で、赤字幅は昨年7月の前回試算より1兆円悪化した。

 PBは、社会保障や公共事業、教育や防衛関連などの政策経費を新たな借金なしで賄えるかどうかを示す指標。内閣府が年2回、最新のデータに基づいて試算しており、この日にあった経済財政諮問会議で示された。PBが黒字化するのは前回試算と同じ26年度とし、黒字幅は2・5兆円と前回の1・8兆円から拡大した。

 新たな試算には、岸田政権が進める防衛力の抜本強化に基づく関連経費の増額を考慮した。歳出は、政府が決めた今後5年間で43兆円程度とした防衛費の増額計画を盛り込んだ。23年度は政府予算案などから7・4兆円程度とし、24年度以降は8・9兆円程度とした。

 このうち政府は、歳出改革や…

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