「日本にしかいられないのはリスク」 海外インターの説明会に親殺到

平井恵美
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 「子どもに海外の教育を」と考える親たちが増えている。国内でインターナショナルスクールの開校が相次ぐ一方、日本を飛び出して海外のインターで学ぶ生徒も多い。先週末、教育移住先として人気のマレーシアの学校が東京都内で開いた説明会の会場は、熱気に包まれていた。

 4年ぶりの説明会を開いたのは「エプソムカレッジ・マレーシア」。イギリスの名門校エプソムカレッジの分校で、3~18歳を対象にケンブリッジ式カリキュラムを提供。約20万平方メートルのキャンパスで約500人が学び、生徒らの国籍は世界20カ国以上におよぶ。

 8歳の子どもと参加した自営業の女性(45)は「もう英語が話せるのは当たり前の時代がきた。息子には多様性がある海外インターで学び、将来はグローバルに活躍できる人になって欲しい」と話した。

 会社員の夫と0歳、2歳の子どもと参加した会社員女性(45)は、3~4年後に母子移住を計画。昨秋には約3週間の日程でマレーシアに渡航し、数校を視察してきたという。

 女性は「経済も、教育も日本の未来には希望がもてない。日本語しか話せず、日本にしかいられないのは子どもにとってリスクでしかないと思います」と移住の理由を語った。

 マレーシアは欧米と比べて日本からの距離が近く、学費も比較的おさえられることで人気が高まっている。数多くのインターがあり、カリキュラムの選択肢が多いことや多民族国家である点も支持される理由だという。

 説明会は当初1日25組限定だったが、参加希望者が多かったため増枠され、2日間で約80組が参加。説明会後、さっそく面接を受ける親子の姿もみられた。

 同校のマーク・ランカスター代表は「日本人生徒は今では全生徒の約15%を占め、入学生の年齢も年々下がっている。オンラインで親がどこでも仕事ができるようになったことも、教育移住の追い風になっている」と話していた。(平井恵美)

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