賞金は昨季から倍に コミッショナーが語るピックルボールの魅力とは
ニューヨーク=遠田寛生
全米で人気急上昇中のスポーツ、ピックルボールに人々が魅了される理由は何か。プロ・ピックルボール協会(PPA)ツアーのコナー・パードー・コミッショナー(28)に話を聞いた。
――ツアーを2019年に立ち上げました。
「とてつもない可能性を感じたんだ。20年1月にアリゾナ州でイベントを開催したら、世界のトップを争う600選手以上が参加して大成功だった。コロナ感染拡大の前で幸運だった」
――どこに可能性を感じたのでしょうか。
「それまでは、父親が経営する不動産開発会社で働いていた。高齢者向けの担当になってピックルボールと出合い、相性がいいかもしれないと思った。父と一緒に試してみたら、すぐに夢中になったよ」
「それから、アトランタで開催されたイベントで初めてプロ選手のプレーを見た。テニスの全米オープンよりおもしろく感じた」
「選手の稼ぎを調べたらまだそれほどでもなくて。そこでツアーのアイデアが生まれた。4大会から8大会、12大会と大きくなって、22年シーズンは25大会を開催するまでになった」
米放送局が次々乗り出す魅力とは
――ここまで人気が出ると思いましたか。
「最初はビーチバレーボール…