沖縄の観光客、前年比8割増 コロナ禍前の半分ほどに回復

国吉美香
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 沖縄県は24日、2022年に沖縄を訪れた観光客は569万7800人(前年比88・9%増)で、3年ぶりに増加に転じたと発表した。増えたのは268万1千人で、1972年の日本復帰以降で最多。コロナ禍前の19年と比べると、半分ほどに回復した。

 沖縄の観光客数は19年に1千万人を超え「ハワイ並み」と言われたが、コロナ禍の影響が出た20年は約373万6千人まで落ち込み、前年比63・2%減と復帰後で最大の減少率となっていた。21年も緊急事態宣言などによる行動制限が影響し、約301万6千人と連続で減少した。

 22年は行動制限がない状態が4月以降継続しており、県は、国の観光支援策「全国旅行支援」によって観光客が増加したとみている。また、水際対策の大幅な緩和により、21年に復帰以降初のゼロとなっていた外国人観光客が2年ぶりに増加し、4万7700人となった。(国吉美香)

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