NHK前田会長が退任 職員に「スリムで強靱なNHKに作り替えて」

野城千穂 伊藤宏樹
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 NHKの前田晃伸(てるのぶ)会長(78)が24日、退任した。25日には、元日銀理事でリコー取締役会議長を務めた稲葉延雄氏(72)が新会長に就任する。

 前田氏はみずほフィナンシャルグループの会長などを務めた後に2020年に転じ、1期3年を務めた。人事制度や受信契約の営業手法などの大胆な改革を進めるとともに徹底したコスト削減を図り、今年10月からの過去最大の受信料値下げを実現した。

 東京・渋谷のNHK放送センターでは、職員200人ほどが玄関に集まり、前田会長を見送った。正籬(まさがき)聡副会長は「前田会長が築いた改革の礎をさらに発展させ、視聴者の方々にとって良いNHKを作りたい」とはなむけの言葉を贈った。前田会長は「皆さんのやる気と気迫のある仕事ぶりを信じている。ぜひ、スリムで強靱(きょうじん)なNHKに作り替えていただきたい」と応えてNHKを後にした。

 NHK経営委員会の森下俊三委員長は、この日の委員会後の取材に「ネット時代に放送業界が大きく変わらないといけない時代に大改革をやったことは結果的によかった。敬意を表したい」と前田会長の3年間を評価した一方、「大改革だから副作用もある。執行部は現場サイドの調査をして、直さないといけないところを整理している」と語った。(野城千穂 伊藤宏樹)

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