アナザーノート 青田秀樹記者
「不穏な動きがある」。そう聞かされて反応しない記者は、まずいない。
ベルギーでの勤務から戻り、古巣の経済部で財界の担当となった筆者のもとに、複数の内部情報が舞い込んだ。日本の経済3団体の一角、経済同友会のトップ人事についての話だ。着任から2カ月ほどたった昨年11月初めのことである。
それから1カ月あまり後の12月中旬、同友会は、次期代表幹事にサントリーホールディングス(HD)社長を務める新浪剛史・副代表幹事(63)を内定したと発表した。その間の内幕を追いかけた取材を振り返る。
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最初に耳にしたのは、こんな風な話だった。
早くから有力候補と目されて…