拉致被害者の地村さんが岸田首相と面会、日朝首脳会談の実現を要請

岸田政権

榧場勇太 里見稔
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 北朝鮮による拉致被害者の地村保志さん(67)が24日、首相官邸を訪れ、岸田文雄首相と面会した。日朝首脳による直接交渉で拉致問題を解決するよう訴える要望書を手渡された首相は、「拉致問題は時間的制限のある、重要な人権問題という認識を世界と共有していかなければならない。国民の声、拉致被害者の一日も早い帰国を願う強い声や思いが、何よりも後押しになる」と語った。

 面会で地村さんは「(拉致被害者が)生存しているか分からない状況が続いている。日朝首脳会談を実現して、一人でも多く帰国できるようお願いする」と要請した。首相は「条件を付けずに金正恩(キムジョンウン)委員長と直接向き合う覚悟で努力を続けていきたい」と応じた。

 地村さんは地元の福井県内で集めた約5900人分の署名を首相に提出した。

 面会後、記者団の取材に応じた地村さんは、「軍事的緊張で拉致問題が置き去りにされていくことを懸念している。総理にはもう一歩前に出て、外交をして頂くようお願いした」と語った。(榧場勇太 里見稔)

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