沈黙を続けてきた細田博之衆院議長が24日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点について、非公開の場で初めて与野党各会派の質問に答えた。「やましいような付き合いではなかった」と語り、政策への影響や教団票の差配については否定した。各会派の質問が事前に細田氏に通知されていた今回の「懇談」によって、今後公の場で説明することはしないで区切りにしようとしている。
これまで自らの言葉で公には語ってこなかったことで焦点になっていたのは、細田氏と教団との関係だ。関係の深さが指摘されてきた自民党最大派閥の清和政策研究会(安倍派)の元会長で、これまでの文書による説明では教団関連団体の会合への出席8件や会合への祝電の送付3件などを認めている。教団トップ韓鶴子(ハンハクチャ)氏が出席した会合に出ていたことも明らかになっている。
そんな教団との関係をめぐる疑惑について、細田氏はこの日次々と否定した。
出席者によると、支援の見返…