ドイツのショルツ首相がドイツ製の主力戦車「レオパルト2」をウクライナに提供する方針を固めたと、ドイツメディアが24日、相次いで報じた。他国が保有するレオパルト2についても、再輸出を認める方針だという。ショルツ氏は戦車の供与に慎重な姿勢を続けてきたが、態度を一変させることになりそうだ。
独誌シュピーゲル(電子版)によると、ドイツ連邦軍が保有する車両を供給し、中長期的には防衛産業が保有する車両も対象にするという。具体的な提供数や時期はわかっていない。
今後、ロシアの攻撃がさらに激しくなると予想されており、ウクライナ政府は欧米各国に戦車などの提供を求めてきた。欧州各国の軍が計約2千両保有するレオパルト2は「世界最強の主力戦車」と評価される。
ショルツ氏はこれまで、「北…