スウェーデンの首都ストックホルムでイスラム教の聖典コーランが燃やされた事件を巡り、クリステション首相は24日に記者会見を開き、ロシアの脅威があるなかで北大西洋条約機構(NATO)に加盟する重要性について「国民全員に深刻さをわかって欲しい」と訴えた。NATO加盟のカギを握るトルコが事件に猛反発しており、加盟の先行きに影を落としている。
スウェーデンの公共放送によると、クリステション氏は「我々は第2次世界大戦以来の最悪の事態に見舞われている」と述べた。「フィンランドと共に速やかにNATO加盟国となる以上に重要な安全保障の課題はない」とも強調した。
ストックホルムで極右政治家がコーランを燃やした事件に対し、イスラム社会には反発が広がっている。
トルコのエルドアン大統領は…

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