「ほとんど担任のような状態です」
愛知県の公立小学校で非常勤講師をしている50代の女性は訴える。
もともと別の小学校で非常勤講師をしていたが、今の学校で産休に入った低学年のクラス担任の代わりに授業を受け持つため、移ってきた。
クラスの授業の7割 非常勤講師が
このクラスの担任は、教務主任が兼務している。学校全体の教育計画や調整で忙しい教務主任は本来、担任を持たない。実際には女性がこのクラスの授業の約7割を教えている。
理解が遅れている子へのフォローは授業時間だけでは足りず、休み時間に個別に指導することもある。少し丁寧に見てあげるだけで伸びる子もいる。特に国語や算数といった基礎的な教科は、しっかり力をつけてあげたいと思う。
「ほとんど担任」をしているこの非常勤講師のように、現場の負担が増しています。記事後半では校長に乞われ、70代で教壇に復帰した女性の話も紹介します。
だが、非常勤講師の勤務時間…