ドイツが送るのは「世界最強戦車」 レオパルト操縦した元防衛駐在官

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牧野愛博
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 ドイツが主力戦車「レオパルト2」をウクライナに提供することを決めました。ドイツの防衛駐在官を務めた馬場邦夫元陸将補は23年前、レオパルト2に試乗しました。各国の軍人が「レオ・ツバイ」と呼ぶレオパルト2は「世界最強の戦車だ」と語ります。

記事のポイント①「英米仏製より頑丈」が軍人の評価②ドイツはものづくり大国③対戦車戦に強み

 ――レオパルト2をどう評価しますか。

 スペックや信頼性という点で、米国の「M1エイブラムス」やフランスの「ルクレール」より優れた戦車だと思います。

 例えば、エイブラムスはガスタービンエンジンです。大出力を誇りますが、燃費が悪いうえにメンテナンスが難しいと言われています。おそらく、専門の整備チームを作らないと運用できないでしょう。

 レオパルト2はディーゼルエンジンで、燃費も良いし、メンテナンスが簡単です。不良品の発生率も少なく、「英米仏の戦車よりも頑丈だ」というのが軍人たちの一般的な評価です。

 物づくりに優れたドイツの国…

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