ウクライナ南部のオデーサ歴史地区を世界文化遺産に登録 ユネスコ
ユネスコ(国連教育科学文化機関)は25日、ウクライナ南部オデーサの歴史地区を世界文化遺産に登録すると決めた。港湾都市として知られるオデーサ周辺もロシアのウクライナ侵攻後、何度も攻撃にさらされている。国際的に保護、修復を進める「危機遺産」としても登録された。
ウクライナのゼレンスキー大統領は2022年10月、街の保護を求めて正式に登録を申請していた。ユネスコのアズレ事務局長は「映画や文学、芸術などで足跡を残すオデーサは、国際社会の強い保護の下に置かれる。今回の登録は、戦争が続くなかで、この都市をさらなる破壊から守るための私たちの決意を示している」とした。
AFP通信によると、登録を決める世界遺産委員会の表決は賛成6、反対1、棄権14で、ロシアは表決の先送りを主張していたという。
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- 【視点】
ウクライナに関する朗報なので、水を差すような野暮なことは言いたくない。 ただ、このニュースに接して個人的に思ったのは、「ならば昨年エカテリーナ2世の像を撤去したのはどうだったのか?」という疑問だ。 帝政ロシアがオデーサを含むこの一帯を支

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