3人のよそ者・アポ電・割られた窓ガラス…住宅街で起きた異変、なぜ
増山祐史 遠藤美波 高嶋将之
東京都足立区、東武鉄道竹ノ塚駅から約2キロ離れた閑静な住宅街で不審な出来事が起きていた。
18日夕方、ある住宅を囲むように、警戒しながら歩く3人の不審な男が目撃されていた。地元の住人ではなさそうだった。
目撃者によると、3人のうち2人が住宅の対角の位置に付くと、残った1人が敷地に入っていった。
両手で「×」印、「戻れ」の合図
玄関前まで来たその時、郵便の配達員がやってきた。
それを見た対角の位置にいる2人のうちの1人が、他の2人に両手で大きく「×」をつくり、ひじを立て「戻れ」と手招きするしぐさをした。3人は走って去っていったという。
翌19日の日中には、この家に警察官を名乗る人物から資産状況を尋ねる電話がかかってきた。電話を受けた住人がそれに答えて電話を切った後、不審に思い警視庁に相談。強盗の予兆である「アポ電」の疑いがあるとして、警視庁が避難を指示したという。
指示に従って住人が避難した後、何者かがこの家の窓ガラスを割って侵入していたことが判明。避難していなければ、住人が犯人と鉢合わせして襲われる可能性があった。
この後、さらに新たな「不審」が見つかりました。閑静な住宅街で重なった異変は、全国で相次ぐ事件の「一部」だとみられています。
30メートル先の路上に不審車両
さらに翌日の20日午後1時…