昨年春、大東文化大学の大学院を修了したフィギュアスケーター・深瀬理香子(25)は、もう一つの扉を開いた。
4年前にカナダ出身の張睿中さん(25)とアイスダンスのチームを組み、日本代表として活躍してきた。全日本選手権は2019年2位、20年3位。19年には四大陸選手権(13位)にも出場した。21年の全日本は、新型コロナの変異株「オミクロン株」対策で入国規制が厳格化され、カナダ国籍の張が入国できず、出場がかなわなかった。
そんな中、張さんが22年春の大学卒業と同時に就職を決め、「競技を引退する」と深瀬は告げられた。
「オリバー(張)とアイスダ…

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