M-1で「毒舌」が復権? 有吉さん・マツコさんはなぜ売れ続けた
漫才日本一を決める昨年末の「M―1グランプリ」で、毒舌漫才を展開したコンビ「ウエストランド」が優勝して話題になりました。最近、あまり見かけなくなった毒舌による笑いが、なぜ今回は受け入れられたのか。毒舌のあるべき姿とは。吉本興業の元芸人で社会学者の瀬沼文彰・西武文理大学准教授(44)に話を聞きました。
ウエストランドの毒舌を分析すると……
毒舌の笑いは、大きく三つに分類できます。
一つ目は、周りが言葉にできなかったことを表現する「共感」。二つ目は、上の立場の人や勝者が、下の立場の人や敗者に言葉を浴びせる「優越」。三つ目は、権力を風刺したり当たり前を疑ったりする「批判」です。日本では「共感」、次いで「優越」の笑いが多く見られます。これらが組み合わさっている笑いもあります。
ウエストランドのM-1の優…