首都圏マンション高騰のなぜ いつまで?「今年さらに上がる」予想も
高橋豪 三輪さち子
首都圏の新築マンション価格の高騰が続いている。2年連続でバブル期を超える過去最高値を更新したが、「今年はさらに上がる」との見方もある。価格が高止まりする理由は何なのか、そしていつまで高騰は続くのだろうか。
JR山手線の目黒駅(東京都品川区)から徒歩9分の高級住宅街。32階建てのタワーマンションの建設が進む。販売する野村不動産によると、最も安い部屋でも約7600万円。60平方メートル台の2LDKからは1億円を超える高級物件だ。
それでも、昨年1月の販売開始以来、年末までに全301戸中250戸以上が契約・申し込み済みで、計画を大きく上回るペースで売れている。利便性の高さに加え、曲線形のバルコニーに高い天井などが特徴の部屋が、高収入の共働き世帯や会社経営者らをひきつけているという。
不動産経済研究所によると…