「古い人間」が抱いた現状への危機感 トヨタ新章へ、問われる競争力

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奈良部健 江口英佑 木村裕明
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 トヨタ自動車の新体制には数々の難題が立ちはだかっている。

 豊田章男氏は26日、「私はちょっと古い人間。未来のモビリティー(移動)はどうあるべきかという新しい章に入ってもらうためには、私自身が一歩引くことがいま必要だと思う」と語った。

 世界で進む電動化への対応が、最重要の課題だ。トヨタはHVで世界をリードしてきたが、その延長線上で「100年に一度の大変革期」を乗り越えるのは難しい。

 トヨタは新車の世界販売台数では首位を守るが、電気自動車(EV)で量産しているのは昨年5月に発売した「bZ4X」の1車種のみ。それも、直後にリコールを届け出るなど、出だしからつまずいている。

 「敵は炭素で、内燃機関(エ…

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