首都圏マンション高騰「頭打ちになってくる」 不動産コンサルの目

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聞き手・高橋豪
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 2022年に首都圏(東京都と神奈川、埼玉、千葉の3県)で売り出された新築マンションの平均価格は6288万円で、1973年の調査開始以来の最高値を2年連続で更新した。旺盛なマンション需要は今年も続くのか、果たして今は買い時なのか。不動産コンサルタントの長嶋修氏に聞いた。

 ――マンション価格はなぜ高止まりしているのでしょうか。

 「都心、駅前、駅近で、昨今はタワーマンションを中心に上昇してきた。発売戸数は20年前の3分の1程度。駅から遠く条件の悪いところから販売が少なくなったことがある。その結果、高価格物件が相対的に多くなり、そこに低金利や住宅ローン控除の恩恵が加わった。2019年には頭打ちと言われたが、新型コロナ感染が広がり、市場は冷え込むどころか、住まいを見直す需要が一段と増えて、また価格が上がった」

 ――首都圏の新築マンション平均価格がバブル期を超えました。

 「ほとんどの人が住宅ローン…

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