入札参加は「1グループ」と業者に漏洩容疑 東大阪市職員を書類送検

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 大阪府東大阪市の市営住宅建て替え工事の入札情報を建設業者に漏らしたとして、大阪府警は26日、市の課長級の50代男性職員を地方公務員法違反(守秘義務違反)の疑いで書類送検した。府警は認否を明らかにしていない。

 布施署によると、書類送検容疑は、2021年10月に市が実施した市営北蛇草(はぐさ)住宅の建て替え工事の入札で、府内の建設会社など5社で構成するグループに、参加は1グループだけだと入札前にほのめかしたというもの。職員は当時、建築部住宅改良室で勤務していた。

 東大阪市によると、このグループのみが入札し、22億8500万円で落札。予定価格(公表)は22億9090万円で、落札率は99・74%だった。市に昨年1月、入札情報の漏洩(ろうえい)を指摘する投書が届き、市が入札について調査。同年6月に府警に刑事告発していた。

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