1日1首詠み続け、達した高み 思うふるさと、そして平和への願い
渡部耕平
一日一首。
三十一文字(みそひともじ)にふるさとへの思いや平和への願いを込め、投稿を続けている人がいる。青森県五所川原市の戸沢大二郎さん(70)。「日々感じた思いのすべてを歌にする。短歌は日記のようでもあり、私が生きている証しでもあるのです」と言う。
戸沢さんは元高校教諭。国語を教えていたが、短歌を始めたのは退職後の66歳から。2019年4月、地元の短歌会の主宰者に誘われたのがきっかけだった。
なにげない日常に目をこらし、耳をすませながら、感じたことをみずみずしい言葉でつづることを心がけている。
歌が頭に浮かぶと、すぐに携…