全豪テニスで快挙に挑む16歳 追いかけた英雄の背中、固めた決意
メルボルン=堤之剛
テニスの4大大会、全豪オープン車いす部門男子シングルス決勝(28日)に世界ランキング3位の小田凱人(ときと、東海理化)が初優勝をかけて挑む。相手は同1位のアルフィー・ヒューエット(英)。
小田は今大会のこの種目最年少の16歳。優勝すれば、4大大会の車いす部門男子シングルスでは国枝慎吾(38)に続いて日本勢2人目の快挙となる。
4大大会出場4度目の小田は愛知県一宮市出身。9歳の時、左足の骨肉腫の手術を受け、車いすテニスは10歳で始めた。
サウスポーから繰り出す威力のあるサーブとフォアハンドショットで頭角を現し、昨年、プロに転向した。
追いかけてきたのは、22歳年上の背中だ。
車いすテニス男子シングルス…