G7広島サミット 厳島神社で各国首脳らの夕食会を検討 観光もPR
広島で5月に開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、政府が世界遺産・厳島神社(広島県廿日市市)がある宮島で各国首脳とのワーキングディナー(夕食会)を開く方向で調整していることがわかった。首脳間の連携に加え、観光地もアピールする狙いがあるとみられる。
政府関係者が明らかにした。国の重要文化財に指定されている厳島神社の大鳥居は、昨年末に大規模改修を終えたばかりで、大鳥居を背景にした記念撮影なども検討されている。広島は岸田文雄首相の地元で、関係者は「宮島訪問は首相の希望でもある」と語った。
2016年に米国のオバマ大統領(当時)が広島を訪れた際、宮島には訪問しなかったが、同年に広島で開かれたG7外相会合では、当時外相だった岸田首相ら各国外相が厳島神社を訪れ、宮島で夕食会を開いた。今回のG7では、各国首脳による「広島平和記念資料館」の訪問も検討されている。
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