遠隔指導、防災教育… 地域の課題と向き合ったバスケ・オールスター
バスケットボールを通じて社会課題の解決につなげようとする例が増えている。教員の負担を減らすために、プロコーチがアプリを使って遠隔で部活の指導をしたり、バスケットの動きを使って防災への理解を育んだり。地域への貢献方法は多面的になっている。
「ドリブルを速くして、カットされない方法を教えてもらった。部活での練習方法も変わりました」
茨城県大子町立大子中2年の益子和大くんは、1月13、14日に水戸市であったBリーグオールスターの舞台で、遠隔指導を受けた成果を披露した。約1カ月の「リモートコーチング」による変化を実感していた。
大子中の最寄り駅までは、水戸駅から電車で約1時間20分かかる。顧問の斎藤怜太先生は「練習試合を組むのが難しく、なかなか競い合う機会がなかった」という。
そこでBリーグは昨年12月、茨城ロボッツのコーチを派遣した。顔合わせの後、部員たちはコーチからオンラインで指導を受けたり、お手本の選手と自身のプレー動画を比較できるソフトバンクの「AIスマートコーチ」というアプリを使ったりして技術向上に励んだ。
オールスター本番では同校の…
- 【視点】
スポンサーとうまく協力しながら社会課題の解決策を見つける「Bホープ」、どんどん進化してきている感があり、楽しみです。先日水戸で開催されたオールスター開催の際にこんな粋なプロジェクトが仕込まれていたとは知らず、感心しました。ただオールスターの