映画×本×カフェ 京都の今が凝縮の「出町座」 懐かしさも同居

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向井大輔
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京都が凝縮された昔ながらの商店街に

 シネコンでは見られないえりすぐりの映画に、個性的な品ぞろえの書店、そしてカフェ。そんなこだわりの“今”が掛け合わされた「出町座」(京都市上京区)は、昔ながらの商店街にある。そこがいかにも京都らしい。そんな懐かしさと新しさが同居する文化の発信地を訪ねた。

 京阪電車の出町柳駅を降り、京都人の憩いの場「鴨川デルタ」を横目に見ながら、西に進むこと数分。「出町桝形(ますがた)商店街」に到着した。

 この約150メートルのアーケード街には、果物屋や豆腐屋、天ぷら屋といった昭和の風情が漂う店々が並ぶ。福井からつながる鯖(さば)街道の終点にも位置し、約100年の歴史を紡いできた。周辺にはいくつもの大学があり、学生たちの台所でもある。

記事の後半では、出町座の外観から上映作品、本にいたるまでのこだわりが紹介されています。

 出町座はそんな一角にある。シマフィルム(本社・京都府舞鶴市)が2017年12月28日にオープンした。12月28日は「シネマトグラフの日」。フランス・パリでリュミエール兄弟が発明したシネマトグラフによる世界初の映画が有料公開された日にちなむという。

 壁に大きく「出町座」の文字…

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