欧米が主力戦車の提供でウクライナへの軍事支援を強める中、ロシアが兵器増産への動きを強めている。プーチン大統領が国内の軍需工場を回って発破をかけているほか、制裁の網をかいくぐって兵器に必要な欧米製の電子部品を入手している可能性がある。
記事のポイント①欧米側は、ロシアのミサイルは枯渇気味と指摘②閣僚をテレビで叱責するプーチン氏③ロシアの兵器から欧米製部品と報道
「みなさんは米国の3倍以上の防空ミサイルを生産している。ロシア防衛産業全体では世界全体と同じような生産数だ。これらは我々の勝利を確信させるものだ」
プーチン氏は18日、サンクトペテルブルクの軍需工場を訪問して褒めちぎった。24時間態勢で働いていると訴える従業員に、兵役を免除する考えまで示した。
ウクライナ侵攻が長期化し、ロシアは昨年後半から、兵器増産に本腰を入れる構えを示している。
プーチン氏は昨年12月、国…
- 【解説】
当然制裁逃れによってロシアが入手できる部品などはあるだろう。しかし、ポイントは制裁逃れ出来るかできないか、ではなく、ウクライナ侵攻を続けるのに必要な量を確保出来るかどうか。仮に制裁逃れが出来たとしても大量の調達をすることが難しければ、兵器の

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