長崎・海星の目標は「甲子園で3勝以上」 夏春連続で夢舞台へ
岡田真実
27日に代表校が選出された選抜高校野球大会で、夏春連続の甲子園出場を決めた海星(長崎)。長崎日大とともに、県勢としては初の2校同時出場となる。
この日、会議室で選考会のオンライン中継を見守った選手たちは、校名が読み上げられると「よし」と声を出し、拍手で喜びを表した。
夏19回、春5回の甲子園出場を誇る長崎県屈指の強豪校。3年ぶりに出場した昨夏の甲子園で2勝し、16強入りを果たした。 甲子園で活躍する先輩の姿を間近で見てきた新チームは、昨秋の県大会で準優勝、九州大会では、他県の優勝校を連破して堂々の4強入り。甲子園出場の切符をつかんだ。
加藤慶二監督は、集まった51人の部員を前に、「『甲子園で3勝以上』というチームの目標と、いまの海星高校の実力の間には、残念ながら差がある。目標が現実になるように明日からの練習に取り組んで欲しい」と引き締めた。
昨夏の甲子園にも出場した田川一心主将(2年)は、「悔しい思いをした夏だった。3年生にも結果で恩返しできるよう自分の力を一から磨いて頑張りたい」と意気込んだ。(岡田真実)
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