山口・光「甲子園で光輝けるように」 部員全員が自宅から通う県立高
大藤道矢
選抜高校野球大会初出場の切符をつかんだ、中国地区の光(山口)。監督や選手らは学校の会議室に集まって、選考委員会のインターネット中継を見守った。出場が決まると、大きな拍手と歓声が起こった。部員全員が自宅から通学する県立校。村上浩昭校長は「甲子園で光輝けるように精進を重ねていこう」と喜んだ。
昨秋の中国大会で準優勝。エースの升田早人投手(2年)は浜田(島根)との同大会の初戦で12三振を奪う完封勝利で波に乗り、その後の3試合も1人で投げ切った。主将も務め、「覚悟と執念を持って一体感のあるチーム作りをしてきた」と自信をのぞかせる。
中国大会の決勝で広陵(広島)相手に大差で破れ、宮秋孝史監督は「(選抜に)選ばれるか一抹の不安があった」とほっとした表情を見せた。「ディフェンス強化」を掲げた練習を徹底しており、「守りでの粘りが試合を左右する。選抜では一戦必勝で臨む」と話す。(大藤道矢)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。