仙台市長の資金管理団体、法の上限超の寄付受ける 違法性は認識せず
福岡龍一郎
仙台市の郡和子市長の資金管理団体「郡和子の会」が2021年、市長の夫から法の上限を超える500万円の寄付を受けていたことが朝日新聞の取材で分かった。専門家は政治資金規正法に違反する可能性があると指摘している。
総務省によると、政治資金規正法では、資金管理団体を含む「その他の政治団体」について、個人から年間150万円を超える寄付を受け取ることが出来ないと定めている。本人であれば上限は1千万円。違反した場合、1年以下の禁錮または50万円以下の罰金が科せられる。
郡市長が代表を務める同会が県選挙管理委員会に出した政治資金収支報告書によると、郡市長の夫は21年6月2日、500万円を同会に寄付していた。
同会の会計責任者で、郡市長の後援会長も務める男性が朝日新聞の取材に応じ、「上限があるとは知らなかった」と話し、違法とは認識していなかったと明かした。
市長「資料を確認して対応を考えたい」
男性の説明によると、当時は…