女子高生買春で免職 「なめとんか」と髪つかみ減給 大阪の教員処分

宮崎亮
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 女子高校生にみだらな行為をしたとして、大阪府教育委員会は27日、茨木市立中学校の男性教諭(36)を懲戒免職処分にし、発表した。

 府教委によると、教諭は昨年5月、SNSで知り合った女子高校生(当時16)が18歳未満と知りながら、現金3万円を渡し、大阪市内のホテルでみだらな行為をしたという。教諭は同年11月、奈良県警に児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)容疑で逮捕され、12月に同罪で奈良簡裁から略式命令を受け、罰金30万円を納付した。府教委によると、教諭は「性的欲求を満たしたかった」などと述べているという。

 府教委はほかに、生徒に体罰をしたとして府立高校の男性教諭(64)を減給3カ月(10分の1)とするなど、府立高校の教諭・講師計5人を懲戒処分にした。

 府教委によると、男性教諭は昨年9月、学校横の道路で自転車の2人乗りをする男子生徒を見かけて指導した際、生徒の1人がにやついたため、カッとなって胸ぐらをつかんだ。この生徒がよそ見をしたため、「なめとんか」と言って髪をつかみ、自分の方を向かせた。生徒は胸に軽い擦り傷を負った。教諭はもう1人の生徒にも、手でほおを軽くたたいたという。

 府教委によると、教諭は「反省の様子が感じられなかったため、感情が高ぶった」と話しているという。

 教諭は別の府立高校に勤めていた2014年にも、その前年に生徒のほおをたたいたとして、減給1カ月(10分の1)の懲戒処分を受けた。宮崎亮

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