政府が昨年末に示した「GX(グリーン・トランスフォーメーション)実現に向けた基本方針案」の修正案が判明した。原発の新規建設については、廃炉が決まった原発の「敷地内」に限定する表現に改めた。与党内の慎重派に配慮したとみられる。
基本方針の原案では、原発の新規建設について、「まずは廃止決定した炉の建て替え」としていた。修正案は、この部分の表現を「廃炉を決定した原発の敷地内での建て替えに限り」と変えた。
原案では建て替えられる場所が明示されていなかったため、他の地域にある発電所を含めて広く解釈される余地があった。修正案では、廃炉が決まった原発と同じ敷地内と明記することで範囲を限定した。
原発活用に慎重な議員も多い…