車いすテニス全豪準Vの小田選手は「次代のヒーロー」 恩師ら祝福

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上山浩也
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 テニスの4大大会、全豪オープンの車いす部門男子シングルスで28日、世界ランキング3位の小田凱人(16)=東海理化=が決勝に挑み、世界ランキング1位のアルフィー・ヒューエット(英)に3―6、1―6で敗れた。4大大会同種目の日本男子で、22日に引退を発表した国枝慎吾さん(38)に続く2人目の制覇はならなかった。

 4大大会での初優勝はならなかったが、次代の「ヒーロー」を印象づけた。支えてきた地元の元指導者や、背中を追いかける車いすテニスの後輩は、小田選手の準優勝をたたえた。

 28日午後、名古屋市内のテニス場で、小田選手の元コーチ、貝吹(かいふく)健さん(45)は車いすテニスのジュニア選手3人を指導していた。教え子の快挙について、「まずはお疲れ様と言いたい。本人は悔しいでしょうけど引きずるタイプではないので次に気持ちを向けていると思う」と語った。

 世界レベルで活躍するテニス選手の育成をめざす一般社団法人「トップアスリートグループ」(愛知県みよし市)の車いすテニス強化本部長である貝吹さん。愛知県内で開かれた大会で小学校高学年の小田選手と出会った。

 「目つきが鋭い。練習でも何…

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