真夜中、震える指先 豊島将之九段と広瀬章人八段、終盤の巧妙

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【将棋観戦記】A級順位戦6回戦

▲(先手)九段 豊島将之(4勝1敗) △(後手)八段 広瀬章人(3勝2敗)

相早繰り銀へ

 4勝1敗で首位の豊島と3勝2敗で追う広瀬の一戦は、年の瀬の昨年12月22日に東京・将棋会館で行われた。

 本局の翌日には豊島と首位を並走する藤井聡太竜王が、佐藤天彦九段と戦う。今後のA級順位戦を占ううえで重要な2日間である。

 本局は先手番の豊島が角換わり早繰り銀を選び、広瀬も同じく早繰り銀で対抗した。

▲2六歩 △8四歩1 ▲2五歩 △8五歩 ▲7六歩 △3二金 ▲7七角 △3四歩 ▲6八銀 △7七角成 ▲同銀 △2二銀 ▲4八銀 △3三銀 ▲3六歩1 △6二銀 ▲3七銀 △7四歩21 ▲7八金 △7三銀 ▲4六銀

 新聞解説を務める飯島栄治八…

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