各地で相次いだ強盗事件で、「ルフィ」を名乗って複数の事件を指示していた疑いが持たれている男は、フィリピンの入国管理局の収容施設に収容されている。施設関係者は「金さえ払えば『VIPルーム』で快適な暮らしができ、携帯電話も使える」などと、朝日新聞の取材に証言した。
施設は首都マニラ郊外の広大な警察敷地の一角にある。犯罪の疑いなどで国外への強制退去が見込まれる外国人が収容されている。
施設関係者によると、建物は男女別々で2棟ある。収容者数は計50~100人で、国籍はアジアや欧米など多様だ。入り口には爆発物や薬物、アルコール飲料など持ち込み禁止の物品が写真で示され、携帯電話を含む通信機器の所持や使用も禁止されているという。
しかし、施設の関係者は「金持ちの収容者は快適に過ごせる」と話す。
通常は雑居部屋で、2段ベッ…