頭の輝き、はっけよいで競う 番付編成会議「明るい話題提供したい」

山谷勉
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 頭の光り具合などで勝敗を決める秋田県横手市の「おもの川光頭会」の番付編成会議が28日、温泉施設「雄川荘」であった。「髪の少なさを気にすることなく、明るい話題を提供したい」と旧雄物川町の有志が集まり、1991年に会を結成して主催している。今年は、初めて県外からの参加者もあった。

 年1回の会議には、新入会員2人を含む計10人が参加した。横綱から小結までの「力士」たちが、「光頭相撲」と「吸盤綱引き」の2種目で顔を合わせた。

 「力士」たちは、行司の「はっけよい」のかけ声で、頭を覆っていたタオルをとったり、吸盤でひもを引っ張り合ったりした。

 「テレビで知って面白そう」と三重県名張市の椚(くぬぎ)原隆氏さん(49)も、家族などと一緒に駆けつけた。椚原さんは、相撲では横綱と対戦して引き分け。綱引きでは、初戦敗退。「吸盤が痛かったが楽しかった。研究を重ね、次回は優勝を目指したい」と話した。

 綱引き準決勝で7連覇中の大関を破って優勝した藤原広会長(84)は「遊びとはいえ、勝負ごとなのでうれしい。話題を提供できるよう、会の存続にも努めたい」と話した。(山谷勉)

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